7/1頃から 市内の一般住宅宛てに『消防署』を名乗る者から、不審な電話が頻繁にかかってきています。内容は
「この度、高齢者を火災から守る法律ができた。お宅の家族は何人か。火災防止の小冊子を送りたいので、住所、氏名など詳細を教えて欲しい。特に、要介護者の避難など検討されていますか。要介護者を含む、家族全員の情報を教えて下さい。」「消防では、報道投げ込みやHPでの書き込みで市民に注意を呼びかける予定ですが、電話で回答して下さった方に優先的に情報提供させていただきます。」
などと、火災と言う文言で不安をあおり、ことさら、家族のことを聞きだそうとするもんもです。消防では、個人宅に、電話で、個別調査することはありません。家族関係をリサーチする目的で、明らかに、詐欺の前兆です。
単に電話で個人情報を求めることは非常に不自然です。なおかつ、電話した方の名前など全くしらないこともあり、明らかな犯罪目的のリサーチです。後から、必ず何らかの詐欺がしかけられます。このような電話は、犯罪につながる予兆リサーチで間違いないないと思って下さい。絶対に個人情報など答えないで下さい。すぐ電話を切り、警察に、相談して下さい。 また、身近な高齢者の方にも注意を促して下さい。
相手は、電話先にの名前など全く知らないでランダムにかけるか、電話帳か、不正に入手した多種の名簿等から名前を拾ったりして相当な件数で電話攻撃をしています。
電話に出る時、「はい、□□□です。」と名前を言う方が多いですが、電話に出る時、名前を言わずに「はい」とだけ言うと、当てずっぽうに電話している者は、何とか名前を聞き出そうとするので、答えないという方法もあります。また、常に、留守電にして、応答メッセージで知っている者以外出ないとの方法もあります。ただ、完璧に防げるものではないので即答しないことが一番。そして、警察に相談することです。
【南消防署予防課】
記 鎌田英詩